能登半島第35次派遣(20250912-0915)第36次派遣(20250926-0929)

20240921能登半島豪雨

能登半島第35次派遣(20250912-0915)

能登半島第36次派遣(20250926-0929)

◎全体をとおして

能登半島地震•能登半島豪雨9月度の災害派遣では、私たちが拠点を置いて活動している輪島市門前町浦上地区に何度も救急車が来た。
私が暮らす大阪市の都会では、救急車やパトカーのサイレンを聞かない日はなく、近くを通るたびに祈念をさせていただくが、この浦上では救急車が来るとなると、住民は大慌てで心配をすることになる。
この回では、いつも炊き出しに一番に並んでくださり(開始の40分前)、「ちょっと早かったか?」「早すぎます!」と笑いあう方が運ばれて行き、後に聞いた話では命にかかわることではないとのことで安心したが、やはり発災から1年9か月、ここまで辛抱し無理をしてきた分の疲れが出てきた頃なのかと思う。
またこのたびも、私たちの派遣が9月までで終了するのではないかという噂が流れていたようで、地域の方々が私たちのお別れ会を準備する話まであがっていた。
能登半島の復興はこれまでのどの災害よりも遅く、未だ昨年元日の地震で倒壊したままの場所が多くあり、この地区でも新しく家を建てて仮設住宅を出た方も知る限り1名だけで復興というにはまだ遠く、私たちはもう少しみなさんのお役に立たせていただきたいと思っている。
また9月後半の派遣では、私は現地からリモートにて「阪神宗教者の会」の講師・講演を行ったが、講演後、たくさんの質問を受けるなかで、東京大学名誉教授の島薗進先生が私たち宗教者の活動を後押しするために奔走してくださり、宗教者災害支援連絡会などでも大々的に活動を取り上げて応援してくださっているが、今後どのように協力すれば我々が動きやすくなるかなど考えてくださっており、私も「中外日報や文化時報などの宗教新聞ではよく取り上げてもらえるが、読売・朝日・NHKなどのメディアに取り上げられるともっと支援が受けやすくなります」などと意見も交換しつつ、その後押しを本当にありがたく思う。
最近では炊き出しを現地の方々が手伝ってくださるようになり、お食事会や交流会の機会も増えている。私たちの存在がかけがえのないものとなってきていることを実感し、「このような会があることで、避難所生活以来、みんなで集まって話せる機会をつくってくれて嬉しい」ということも言っていただいた。
私たちは今、被災したみなさんの心の拠り所となっていることを確信しています。辛さや悲しみから立ち直っていただくために、もう少し支援を続けてお役に立たせていただきたいと思います。
教区の先生方をはじめ、全教信奉者の皆さまには、いつも暖かい励ましのお言葉やたくさんのご支援をいただきありがとうございます。
赤い羽根共同募金『ボラサポ』の支援をいただいての活動を続けさせていただいております。感謝申し上げますとともに、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。(文責・竹内真治)