能登半島第29次派遣(20250504-0508)30次派遣(20250523-0526)

20240921能登半島豪雨

能登半島第29次派遣(20250504-0508)

能登半島第30次派遣(20250523-0526)

◎全体をとおして

5月度も能登半島地震第29次、30次派遣と、二度の災害派遣を行わせていただきました。

前半の回はさすがにゴールデンウィークの連休だけあって、行きは京都から滋賀まで数十キロの渋滞に巻き込まれ、金沢に着くと既に夕刻であった。先発の隊員が一人で設営を終わらせてくれていたので助かった。

 輪島市門前町では筍が旬を迎え、山を持っているみなさんが毎朝私たちに筍を掘ってきてくださり、たくさんの筍を持ち帰らせていただいた。

地域の総区長(浦上公民館館長)の奥様は、「この地域のご馳走ですからぜひとも隊員の皆さんに筍料理を食べていただきたい」と、筍のフルコースや地域の名物のコンニャクの刺身など、わざわざ公民館のテーブルに配膳して心尽くしの手料理を振る舞ってくださった。

どの料理も優しい味がして美味しかった。私たちの料理はどうしても肉を多く使ったり、味付けもどうしても濃ゆくなりがちなので、お口に合っていないかもしれないと非常に反省させられた。

しかし、このように手料理を振る舞ってくださる光景は、里帰りした息子のようで、本当に関係性が深まっているからこそのことと嬉しく思う。

地域の同世代の方々とお食事会なども企画し、たくさんのご意見やご感想などもいただきながら盛り上がり、話をするなかでは、震災からここまでの苦労話もお聞かせくださり、私たちのことも労ってくださった。お互いにタオルで涙を拭いながら話す場面もあったり、「あなた私たちよりこの地区のことよく知っているね」と笑い合ったり、浦上地区には飲食店も少ないため、テントの中での食事会であったが地域の皆様との距離感もますます近くなっている。

非常に大事な時間だと思うので、ぜひともこのような機会を増やしていきたい。

 また本格的に暑くなる前に、そして梅雨の豪雨に備えるべく、いつも使わせていただいている場所や、周辺の側溝を外して大掃除をする日を設けた。掃除をしていると、住民の方々もたくさん出てきて、みなさんがそれぞれに『金光教さんありがとう。金光教さんありがとう』と声をかけてくれたり、一緒に作業もしてくださった。

 他のボランティアの方からは『金光教さんは本当に凄い!』と絶賛されたり、だんだんと金光教の炊き出しは有名になりつつあります。

公民館の館長さんからは『金光教さんには本当にここまでお世話になって、住民の皆も楽しみにしていて、感謝しています』と言っていただき、少しでもお役に立てているならば、これからも頑張って支援していきたいと思う。

以上、5月度の活動報告とさせていただきます。

ご支援をくださっている皆様には、いつも暖かい励ましのお言葉やたくさんのご支援をいただきありがとうございます。

引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

なお、この活動は「赤い羽根共同募金・ボラサポ」からも多大なるご支援をいただいて行わせていただいておりますことを申し添えます。 (文責・竹内真治)