平成30年7月豪雨災害 第9次派遣(3/18-3/19)

派遣報告書

平成30年7月豪雨災害 第9次派遣(3/18-3/19)

※第8次派遣は、3/2日帰りで大阪大学とグリーンコープとの共催で「たこ焼きカフェ」開催しました。

○全体をとおして

 このたびの「平成30年7月豪雨」における真備町派遣では、本部布教部長である浅野弓先生が参加なさり、スタッフの人数も見込めたことにより、「光カフェ」を開催した。
 「光キッチン」や「光カフェ」のチラシは社会福祉協議会が作成して住民の方と一緒に事前に配ってくださっている。
通常は、「カフェ」の開始時間になる頃にはパラパラと人が集まってくるのだが、浅野部長は「カフェが始まりますから、どうぞお越しください」と仮設住宅内を訪ねて回ってくださった。そのおかげもあって、「カフェ」はこれまでで一番の盛況であった。
 「カフェ」で出したお菓子は東北の被災地で求めてきたし、「光キッチン(炊き出し)のおでん」に使ったダシも、東北の被災地・岩手県で求めた昆布と鰹節を使った。いつものように盛況であった。

 金光新聞に掲載されたように、布教部員をはじめ参加してくださった方々も、共に席につき、被災者の方々の声に耳を傾け、ここまでの苦労や今抱えている難儀を知ることができ、仮設住宅にお住いの方々が私たちの訪問を心待ちになさる気持ちがわかったのではないだろうか。こういう活動は一度だけ話を聴くのではなく、継続して話を聴いてその流れを知り、心の支えになっていくことが大切であると思う。
布教部長は、今後も時間の調整がつけば参加くださるということで、これまでにはなかったありがたい展開になってきている。
今回は、この「市場仮設団地」での炊き出し活動で、だんだんと関係性が構築されていっている時期に「カフェ」を開催したことも非常に良かったと思う。今後も継続して「カフェ」も行いたい。

 そして今回は、活動を下支えしてくださっている金光新聞の松井記者について少し紹介したい。
隊の方針で、最近は派遣が決まると金光新聞に「もしも取材に来られるならばお願いします」という連絡を入れるようにしている。これは、東北のある教会を訪問の際、「あなたたちはこれだけ良い働きをしてくれているのに、なかなか情報が入ってこない。遠慮せずに、もっと活動の情報を発信するべきだ。私たちも金光新聞などであなたたちが活躍している姿をみたい」と言ってくださったことで、出来る限り人の目につくように努力をしている。

 そして今、金光新聞編集室で窓口になってくださっているのが、松井ひさこ記者である。ここまで何度か記事を書いてくださり、金光新聞にも載せていただいたが、最近、本部職員や学院、図書館から参加される方が多くあり、特にお願いをしたわけでもないのに人が集まってくださることを不思議に思っていたので、参加された学院職員の先生に尋ねてみた。
 すると、なんと松井記者が、私たちの「炊き出し」についてチラシを作成してくださり、参加者を募ってくださっていたとのことであった。
 内容は「金光教大阪災害救援隊から炊き出し支援のお知らせがございましたので、案内させていただきます。ご多用のことと存じますが、全日程に限らず、短時間のみでもご用が出来られる方がいらっしゃいましたら、金光新聞編集室の松井までご連絡ください」といったもので、場所、集合時刻、持ち物にいたるまで、明瞭に記載されたものであった。
 そのチラシを持って、各部署あるいは、学院や図書館に掲示してくださり、参加者をとりまとめ、そして自身も取材をすることはもちろんのこと、車を運転して参加者の送迎までしてくださっている。
本当にありがたく思わせていただいている。こういう働きが相まって、救援活動が成り立っているのだと思う。

 今後も、いろんな方々と協力し合って、活動をすすめていきたい。
教区の先生方をはじめ、信奉者のみなさまには、いつも暖かい励ましのお言葉やご支援の数々をいただき、ありがとうございます。このたびも、事故や怪我もなく活動を終えさせていただき、真備町の被災された方々に喜んでいただくことができました。今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。