熊本地震第35次派遣_桜祭り(20250425-0428)

派遣報告書

○熊本地震第35次派遣_桜祭り(20250425-0428)

以下、園田隊員報告

令和7年4月で「熊本地震」発災から9年目を迎えました。一昨年の「七夕祭り」に引き続き、救援隊として支援活動を続けてきた元益城町安永仮設団地の住民の皆様に向けて、4月27日に元益城町営住宅安永団地集会所(現在は安永4町内公民館となっている)にて「桜まつり」を開催させていただきました。
先日、益城町三人娘のお一人として、いつも場を明るく和ませてくださっていたH氏が、昨年秋に亡くなったとの訃報をお聞きし、悲しく残念でなりませんでした。過去の派遣時のイベントで慣れない司会を緊張しながら行ったことがありましたが、私の拙い司会にも楽しく笑顔でリアクションしてくださり、緊張もほぐれて楽しくさせてもらえたことや、炊き出しのお手伝いくださる時には、「こうしたらやりやすいよ」と優しくアドバイスしてくださったこと、三人娘でわいわいと楽しくおしゃべりなさっていたことを懐かしく思います。あの素敵な笑顔に、もうお目にかかれないのかと思うと、たいへんさみしいです。
熊本では、熊本教会・萬野信一教会長にお礼申し上げましたが、たくさんのご苦労がある中、変わらぬ笑顔のお姿でご教導くださりありがたかったです。更にここからの熊本の皆様のご健康、復興を願いました。
「桜祭り」前日、26日の夜には縁の深い方々とお食事会を開きました。亡くなられたH氏のことを思うと悲しくさみしい空気もありましたが、皆さんとの思い出話や、近況、能登半島での様子などを話しながら再会を喜び合いました。
特に今回は、元安永仮設団地会長K氏の「米寿」、益城町三人娘のお一人T氏の「喜寿」のお祝いの会も開催させていただくことが出来ました。
翌日の「桜まつり」は晴天に恵まれ、参加者の方々は久しぶりの再会に「お天気でよかったね」「元気だった?」と近況を語る姿や、「料理美味しいね」と喜んでおられる姿が見られ、盛会のままに時間が過ぎました。
現会長さんも我々の活動に理解を示してくださり、閉会後、私たちが片付けをし、最後のお礼挨拶をする際にも重ねてお礼を申され、また開催する約束もできました。
是非とも皆様お元気で再会のご都合お繰り合わせをいただけますようにと願っております。この度も無事に活動のおかげいただき、ありがたく御礼申し上げます。(以上、園田隊員報告)』

園田隊員報告の通りですが、現会長さんも、特に今の我々の「日本一の炊き出し」と言われている規模感や提供する内容には圧倒されたと思います。
一日をとおして、我々の信仰内容、そして礼儀を重んじる姿勢(来た時よりも綺麗にして帰ることなど)や被災者の方々に寄り添う姿勢をみていただいたときに、金光教の本質に触れて感激してくださったのではないかと思っています。
最後には、重ねてお礼を申され、「ぜひともまたこの安永に地にお出ましください」と何度も何度も丁寧に言ってくださいました。
こうやって、初めてお会いする方の心にも残る救援隊は、これからも人のお役に立つことを願って邁進していきたいと思います。
以上、「熊本地震」第32次災害派遣の活動報告とさせていただきます。
ご支援をくださっている皆様には、いつも暖かい励ましのお言葉やたくさんのご支援をいただきありがとうございます。
引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
(文責・竹内真治)