■第四次派遣隊活動報告書
2011年5月24日(火)~27日(金)
◎全体を通して
今回は、金光教大阪災害救援隊より3人の隊員に加えて、大阪センター所長他合計8名にて現地を訪れた。
現地では、気仙沼、石巻の各教会訪問や、被災地に物資を届けながら、被災者の方の生の声を聞かせていただいた。また、東北教務センターを訪れ、東北教区からの少年少女全国大会参拝の打合せを行い、東北教区のボランティア組織発足の動きを確認した。途中、二斑に分かれて、次回からも使えるように、物資の買出しなども行った。支援のまちネットワークのK氏とも対談し、ボランティア活動の今後の展望などを語り合うことができた。また、今回訪問した先では、三度目の訪問となるところもあり、だんだんと心を開いて話をしてくださるところもあった。なかでも「母親は津波で流されて、今も毎日出てくるご遺体を確認していますが、出てきません。会社も家も壊れたから、もうだめだと思って、あきらめていたが、あんたが来て励ましてくれたから、また一からやり直そうと思ったんだ。ほんと、ありがとうな。次は手ぶらで来てくれよ」と言って、取材に来ていた産経新聞の人に、我々の取材を進めていた。このように、一人の人間が、ゼロから、いや、マイナスから出発する場面に立ち会うことができた。このように、私たちの活動に理解を示してくれ、元気づいてくれるところに、宗教者として、また、一人の人間として、これ以上ない喜びを感じる。もっともっと、たくさんの被災者を勇気づけ、元気づけていきたい。次回は、6月2日からの派遣になり、初めて女性が活動に加わることになっている。女性隊員のきめ細かい活動にも期待したい。